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パーソナルトレーナーが考える、効果の出るトレーニングメニュー ~強度編~
2024年2月8日
こんにちは、パーソナルトレーニングジム「F×CONNECT」です。
寒い日が続き、トレーニングに行くにもやや気が引けてしまう季節、、、
F×CONNECTは駅チカ、プロフィール上は「向ヶ丘遊園駅から徒歩1分」となっていますが、
実際に改札から店舗までを計測してみると20秒ほどでした!!(笑)
ということで、この時期も気軽にお越しいただけますので是非、足をお運びください!
さて、今回はトレーニングの適切な強度から目的に合わせたトレーニングメニューの構成などを
シリーズ化してお伝えしていきたいと思います。
シリーズ第1弾は「運動強度」について詳しく掘り下げていきます。
目的別トレーニング強度①:筋線維のタイプ効果的なトレーニングを行うために、筋肉の構成要素である筋線維タイプを理解することが不可欠です。
筋線維は、持久力、筋力、パワーなどの異なる目標に対応するために様々な特性を持っており、それぞれの目標に適したトレーニング方法が存在します。
まずは筋線維をタイプ別に分け、それぞれについて解説していきます。
遅筋(赤筋)遅筋線維は持久力を主に担当し、酸素を効率的に利用して長時間の活動をサポートします。
このタイプの筋線維は、酸素供給が豊富で、疲労しにくい特性を持ちます。
遅筋線維は、有酸素運動や持久力向上のためのトレーニングで重要な役割を果たします。
このタイプのトレーニングは、軽い重量を使って高い回数のレップを行うことで、持久力や耐久力の向上を促します。
中間筋(ピンク筋)中間筋線維は、筋力と持久力の両方の向上に貢献します。中間筋線維は、遅筋と速筋の中間に位置し、筋肉のバランスを取る役割を果たします。
このタイプの筋線維は、中程度の酸素供給能力を持ち、持久力と筋力の両方のトレーニングに適しています。
中間筋線維を刺激するためには、中程度の重量を使用して中程度の回数のレップを行うトレーニングが効果的です。
速筋(白筋)速筋線維は、爆発的なパワーと速さを提供し、短時間の高強度活動に適しています。
このタイプの筋線維は、酸素供給が少ないため、酸素を利用せずにエネルギーを生産します。
速筋線維は、短距離走やジャンプなどの爆発的な動作に重要です。
このタイプのトレーニングは、重い重量を使って低い回数のレップを行うことで、筋力とパワーの向上を促します。
文章だとわかりにくいですので表にもまとめてみました!筋線維タイプ 目的 効果 推奨運動強度 遅筋(赤筋) 持久力向上 持久力や耐久力の向上、持続的な活動に適した筋肉 軽い重量、高い回数 中間筋(ピンク筋) 筋肥大 筋力と持久力の両方の向上、バランスの取れた筋肉 中程度の重量、中程度の回数 速筋(白筋) パワー向上 爆発的なパワーと速さの向上、短時間の高強度活動 重い重量、低い回数
これらの筋線維タイプは、個々のトレーニング目標や運動種目に応じて効果的に活用されます。
適切なトレーニングプログラムを選択するためには、自身の目標や能力レベルを考慮し、適切な筋線維タイプをターゲットにしたトレーニングを行うことが重要です。
では、この表にもある「推奨運動強度」はどのように設定すれば良いか、次に解説していきます。
目的別トレーニング強度②:「RM」の活用トレーニングでは、適切なトレーニング強度の設定は成果を上げるために不可欠です。
そこで重要となる強度の指標として「RM(Repetition Maximum)」という言葉が良く使われますが、目的別にトレーニング強度を解説していきます。
RMは、1回のエクササイズで最大限にこなせる重量を指し、目的に応じて適切なRMを設定することで、効果的で安全なトレーニングを実現できます。「RM」= 最大反復回数 = ギリギリの重さと回数
RM(Repetition Maximum)=最大反復回数は、その名の通り、何回のリピティション(動作の繰り返し)が最大限可能かを示します。
例えば、1RMは1回だけの最大重量、10RMは10回の最大重量といった具体的な数値で表されます。
トレーニング強度は、このRMを参考にして設定され、それによって負荷の度合いが調整されます。
このRMを参考に目的や対象となるタイプ別にトレーニング強度や休憩時間を考慮してメニューを組み立てます。
わかりやすくトレーニングの目的別のRM・セット数・休憩時間をまとめてみました。目的・タイプ 主な効果 推奨RM セット数 休憩 筋持久力向上 心肺機能と筋耐性向上 15-30RM 3-5セット 30秒 ‐ 1分 筋肥大 筋肉量とサイズの増加 6-15RM 3-5セット 1-2分 パワー向上 最大筋力の向上 1-6RM 4-6セット 3-5分 トレーニング開始初期 基本的な筋力向上 8-12RM 2-4セット 2‐3分 シェイプアップ 体脂肪削減と引き締め 10-15RM 3-4セット 1-2分
なお、「筋持久力」「筋肥大」「パワー向上」など、ここまでに当たり前のように使用してきた表現ですが、以下の内容でご理解いただきたいです。
表にまとめた内容の考え方も含めて解説します。
筋持久力向上その名の通りとなりますが「筋肉の持久力」、すなわち筋肉で力を発揮している時間を延ばすということだと思ってください。
使っている時間が延びる、ということは筋肉にとってつらい状況が続くことになりますので「筋耐性向上」ということも言えます。
また、動いている時間が長くなるということは長距離走のような運動にも似てくるため心肺機能(スタミナ)の向上、
さらには脂肪をエネルギーとする有酸素効果も得られることになります。
持久力を増やすことが目的ですのでトレーニング中の休憩時間は短く、常に動いているイメージを持たせることで効果につながりやすくなります。
筋肥大筋肉はある程度のダメージを与えることで回復するごとに成長していきます。
中高強度の負荷で中程度の回数をこなすことが最も筋肉へのダメージを大きく与えることができます。
結果として筋線維が太くなり、「筋肉量が増えた」ということへつながります。サイズが変化するということは見た目にも変化が出てきますので
「筋肉をつけて身体を大きくしたい」という方はもちろん、「筋肉が多い=代謝が良い」ということにもなりますので、
「リバウンドしにくい痩せやすい体質」を目指す方も筋肥大のトレーニング強度を用いることが良いと考えられます。
中高強度を扱うため、セットを組む際にある程度の休憩は必要となりますが、あまり長く休んでしまうとせっかく与えたダメージが回復してしまいます。
休憩時間は2分程度が適当であると言えます。
パワー向上「パワーアップ」「筋力アップ」も同様であるとお考えください。
最大筋力の向上、簡単に言うと「重たいものが持てるようになる」ということになります。より強度を上げ1RMに近い状態でおこなうことで
瞬発力が上がりますので重量をあげること以外に動作の反応速度やジャンプ力等への効果も見込まれます。
瞬時に爆発的な力を出すことが目的となりますので十分な休憩が必要となります。前セットの疲れをできるだけなくした状態でできるくらいの
休憩を設けると良いです。
トレーニング初期目標はさまざまかと思いますので一概にすべてが当てはまるとは言い切れませんが、トレーニングを習得しながら基礎的な筋力を伸ばしていくには
中程度以上の負荷である程度の回数を動作することがお勧めです。
筋肥大を目的としたトレーニングと同等でも良いと思いますが、フォームを安定させたまま重さをコントロールすることが初期定着への近道と考えます。
また、ケガのリスクを抑える観点からも無理のない重量と適度な休憩を入れることをお勧めします。
シェイプアップ筋持久力向上のところで有酸素効果をお伝えしましたので「同じでは!?」と思われるかと思います。もちろん同じ方法でも良いです。
ただ、一般的にシェイプアップを考えた際、脂肪燃焼・引き締め・減量などが思い浮かびます。
身体を大きくはせずとも、筋肥大に近い負荷でトレーニングをした方が動かした筋肉周辺の脂肪が減り引き締まって見えてきます。
また、筋肥大の部分でお伝えした通りこのようなトレーニングをすることで代謝、主に基礎代謝や安静時の代謝向上につながります。
つまり、「消費カロリーが増える」ということですので減量に向かう痩せやすい体質へと変化していきます。
今日はここまで。
運動強度について、これだけ押さえておけば!というものをお伝えしました。
次回以降で目標やターゲットとする筋肉などを踏まえた具体的なメニューをご紹介していきますのでお楽しみに!
まとめ
トレーニングメニューを考える際、トレーニング種目以上に強度は重要となります。
効果を急ぐあまり無理な負荷でおこなっている、いつになっても同じ負荷でおこなっている、目的と負荷があっていない、などなど…
自主トレでフィットネスジムを利用するときなどに「危ない、もったいない」とドキドキしてしまう時があります(汗
負荷が増えれば筋肉へのダメージが増える分、効果が期待できることは間違いないですが、負荷が強すぎるとケガのリスクも増えてしまいます。
見極めとしてはどれだけ理想のフォームに近づけているか、重さをコントロールできなければフォームは崩れ身体への負担だけが増えてしまいます。
F×CONNECTではパーソナルトレーナーがついてトレーニングができるためフォームを確認しながら重さ調節をしていきます。
また、トレーニング強度は必ずしも「重量」だけで決めるものではありません。スピードコントロールやストレッチ種目などを組み込み、総合的に身体を使っていきます。
適切な強度を身につけるためにもパーソナルトレーニングをお試しいただくことをお勧めします。「パーソナルトレーニングを始めよう!」
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